事業案内
製網機部門
「製網機の総合メーカー」として、各種製造用準備機械から仕上げまで様々なタイプの製網機械を製造する製網機部門。設計から組立・販売・試運転・アフターケアまで、すべてを自社で展開しています。
なかでも特許技術を始めとする私たちの技術は海外からも評価され、今では世界54か国に供給しています。
<用途例>
- 漁網
- スポーツネット
- 安全ネット
- 農業用ネット など
製品紹介-製網機一例
技術紹介-製網機にて生産される各種ネット
工機部門
各種専用機や工場設備などの設計から加工・組立・据付まで、すべてを自社一貫作業で行う工機部門。仕様に合わせた設計はもちろん、生産ラインの自動化へのご要望など、お客様の環境に応じて省力機器や自動化設備をご提案。部品加工においては小物から大物製缶品まで幅広く対応しています。
シャフト部門
他の部門同様、シャフト部門でも、受注から特殊加工(歯切り、熱処理、表面処理など)・納品までワンストップで工程を管理。高品質で低コスト、さらには短納期化の実現に貢献しています。加工寸法も加工範囲直径Φ8~200、長さ最大1,200mmまでと多様なシャフトニーズにお応えできます。
※上記寸法以外でも協力会社との連携によりご要望にお応えします。
シャフト部門では、主にモーター用、クーラントポンプ用のシャフトの切削加工を行っております。
特殊工程である、摩擦圧接加工では異径、異質材の接合により、材料費の削減、加工時間の短縮が可能となります。
現在は電動車、及び空飛ぶクルマ、ドローン向けのモーターシャフトに力を入れ、軽量シャフトを開発中です。
製品紹介-シャフト加工品一例
技術紹介-低温線形摩擦接合
線形摩擦接合(せんけいまさつせつごう)とは、金属と金属を押し付けて、片側を固定し片側を摺動させ、そこで生ずる熱を利用して金属を固相状態のままで接合する技術です。
当社ではさらに、金属と金属を無変態で接合することを可能とした「低温線形摩擦接合」を実現する接合装置の開発に成功いたしました。従来の切削一体加工や接合及び結合に対し「品質の向上」「製造コストの低下」「CO2排出量削減」など極めて高い優位性を持ち、顧客ニーズに大きく貢献いたします。当社は、日本発の次世代の接合技術である低温線形摩擦接合を可能とする装置を製造販売できる世界で唯一のメーカーです。
また当社は、大阪大学と、CFRPと軽材料を接合させる件で、特許共同出願をしております。航空機や空飛ぶクルマなどで多用されているCFRPとアルミやチタン等の結合において、ボルト締結を不要とし、軽量化を実現します。
技術紹介-摩擦圧接
摩擦圧接機
圧接能力/Φ12~φ60、製品長さ/600mm
※上記寸法以外でも協力会社との連携によりご要望にお応えします。
摩擦圧接とは、接合する金属の母材を高速で擦り合わせ、摩擦熱によって母材が軟化すると同時に圧力を加えて接合する技術です。一般的な溶融溶接と比較すると、スパッターやフラックスが無く、熱源が不要で有り、溶融溶接が困難である異種金属に適しています。素材同士の突き合わせ面に発生する摩擦熱を有効利用するエネルギー効率が高く、抵抗溶接と比べて加工時間の短縮が可能。それにより電気使用量が抑えられるほか、材料費も節約できます。
当社ではこの技術を活かし、強度の必要である箇所にはBAR材、比較的強度の低い中央部にはパイプ材を使用し、軽量化が必須である航空宇宙部品、eVTOLのモーターシャフト、電動車のモーターシャフトへの採用に挑戦してまいります。なお、当社試作品において、BAR材による削り出しとBAR材とパイプ材を摩擦圧接した製品で重量比較したところ、1/3の重量軽減化を実現できました。
<試作例>
難切削材、非鉄金属など圧接加工の試作にも取り組んでおります。
・圧接:チタン×インコネル
・圧接:インコネル×インコネル
設備紹介
バルブ部門
工業用バルブの製造を加工から組立・気圧試験・塗装まで自社工場で一貫して行うバルブ部門。試作品・量産品を問わず様々な金型加工に応えるため、ウレタン樹脂用精密金型の加工も行っています。
航空宇宙事業部
当社自慢の一環生産体制を、新たに航空宇宙機器開発へ。航空宇宙事業部門では、これまでの4事業部門で培った技術を活かし、各種量産部品、高品質な治工具、GSE、試作品、試験装置などを低コスト・短納期で製造します。また、モーターシャフトで培った多彩な加工技術も各種部品に取り入れていきます。
総合プランニング力と顧客要求に対するレスポンスの速さ、幅広い全国ネットワークを活用した取り纏め業務を強みに、海・陸・空・宇宙、全ての分野へと営業を展開しております。
現在は、空飛ぶクルマの部品製作、並びに機体組立や大型商業用ドローンの参入へと準備を進めております。